【初心者必見】民泊開業に必要な消防設備ガイド!費用や設置基準をプロが解説
「自宅の一部や空き家を民泊にしたい」と考えたとき、最大のハードルとなるのが消防設備です。 民泊は一般の住宅とは異なり「宿泊施設」としての基準が求められます。
「どの設備が必要なの?」「費用はいくらかかる?」といった疑問を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
1. 民泊に必要な4つの基本設備
民泊(住宅宿泊事業法や旅館業法)を始めるにあたり、主に必要となる設備は以下の4つです。
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自動火災報知設備(ジカホウ)
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誘導灯
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消火器
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非常用照明
これらは、ゲストの命を守るための「命綱」となる設備です。
2. 自動火災報知設備:コストを抑える鍵は「特小」

自動火災報知設備には大きく分けて2つのタイプがあります。どちらを設置するかで、初期費用が100万円単位で変わるため、非常に重要です。
① 特定小規模施設用自動火災報知設備(特小)
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特徴: 感知器同士を**無線(ワイヤレス)**で連動させます。
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メリット: 大掛かりな配線工事が不要で、費用が安い。
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費用目安: 約25万円〜
② 有線自動火災報知設備
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特徴: 建物全体を配線で繋ぎ、受信機で集中管理します。
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デメリット: 工事期間が長く、費用が高額。
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費用目安: 約150万円〜350万円
「特小」が選べるかどうかの判断基準
以下の条件を満たす場合は、安価な「特小」で済む可能性が高いです。
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建物の延べ面積が 300㎡未満
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延べ面積が300㎡以上500㎡未満の場合:民泊として使う面積が全体の 10%未満
これを超える規模の建物の場合は、原則として高額な「有線ジカホウ」の設置義務が生じます。
3. 誘導灯
避難口を知らせる緑色の「誘導灯」は、建物の構造によって設置義務が変わります。
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無窓階(窓がない、または極端に小さい階): 設置が必須です。
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有窓階(適切な窓がある階): 基本的に設置は不要ですが、代わりに蓄光式の「誘導標識(ステッカー)」などの設置を求められる場合があります。
4. 消火器

消火器はただ置けば良いわけではなく、建物の用途によってルールが異なります。
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複合用途(自宅の一部を民泊にする等): 原則として各階に設置が必要です。
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宿泊専用: キッチンなどの火元に確実に設置する必要があります。
5. 非常用照明(建築基準法)

これは消防法ではなく「建築基準法」に基づく設備です。停電時に避難経路を照らすためのライトです。
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戸建て民泊: 階段の上部や出口付近に設置します。
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共同住宅(マンション等): 廊下や階段などの共用部に設置が必要です。
まとめ:まずは消防署への相談を!
民泊の消防基準は、自治体や建物の形状(一戸建てかマンションか)によって細かく異なります。
「安く済むと思っていたら、後から高額な工事が必要になった……」という失敗を避けるために、まずは物件の図面を持って、管轄の消防署へ「事前相談」に行くことを強くおすすめします。
「特小でいける?」「費用はいくら?」など、小さな疑問でも構いません。あなたの民泊開業を全力でサポートします。
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